OracleのJava8JREと互換性のあるJava実装をお持ちですか。
はい:
OmegaT_4.n.n_Windows_without_JRE.exe
をダウンロードします。
いいえ/不明:
OmegaT_4.n.n_Windows.exe
をダウンロードします。
このパッケージには Oracle の Java 実行環境(JRE)が含まれています。この JRE は、その環境にインストールされている可能性がある他の Java には影響しません。
OmegaT をインストールするには、ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてください
インストールの冒頭で、インストール中に使用する言語を選ぶことができます。続く画面で、インストール中に使用する言語を OmegaT 自体でも使うかどうか設定できます。対応するチェックボックスをオンにすると、選択した言語を使用するようにOmegaT.l4J.ini
ファイルが変更されます(詳細については、次のセクションを参照してください)。後で、ライセンス契約に同意すると、セットアッププログラムから、
[スタート]
メニューにフォルダを作成するか、デスクトップとクイック起動バーにショートカットを作成するかを尋ねられます。後でこれらのショートカットを作成するには、OmegaT.exe
をデスクトップまたはスタートメニューにドラッグして、そこからリンクします。インストールの最後の画面では、リードミー(Readme)ファイルと、インストールしたバージョンの変更点を記載したファイルを見るかどうかを、選ぶことができます。
いったん OmegaT をインストールしたならば、OmegaT.jar
をクリックして直接起動することができます。また、コマンドラインから起動することもできます。
しかし、一番簡単なのはプログラム OmegaT.exe
を実行することです。この場合の起動時の引数は、OmegaT.exe ファイルと同じ場所にある OmegaT.l4J.ini
ファイルから読み込まれます。このファイルを編集することで起動引数を変更できます。以下に示した INI ファイルは、最大で 1GB のメモリを確保し、ユーザー言語として日本語を、国に日本を指定した例です:
#OmegaT.exeランタイム構成 #パラメータを使用するには、'-'の前にある'#'を削除します。 #メモリ (Xmx1024M)。 #言語 -Duser.language=JA #国 -Duser.country=JP
参考:Windows のリモートデスクトップ経由で OmegaT を使っていて動作が遅い場合は、次のオプションを試してみてください。
-Dsun.java2d.noddraw=false
この情報は「通常の」Windows 版 OmegaT のみを対象としています。Java Web Start 版(自動更新されます)や、Windows 上にインストールされたクロスプラットフォーム版は対象外です。
OmegaT をすでにインストール済みで、それをより新しいバージョンにアップグレードしたい場合は、2つの選択肢があります。
既存のインストールに上書きインストールします。
これを行うには、新しいバージョンをインストールするときに、既存のインストールと同じインストールフォルダを選択するだけです。「古い」バージョンの OmegaT は上書きされますが、個人設定は引き継がれます。これには、OmegaT内からの環境設定、OmegaT.l4J.ini
ファイルに加えた変更、および起動スクリプト(.bat
ファイル)(使用している場合)が含まれます。
この方法では、「Windows (JRE無し)」版の方をダウンロードしても構いません。その場合、新しいバージョンは実行時に既存の JRE を使います。
新しいフォルダにインストールします。 この方法を使うと、古いバージョンと新しいバージョンを共存させることができます。新しいバージョンに慣れるまでは、古いバージョンも使い続けたいという場合に適しています。この方法でも、OmegaT の設定を引き継ぐことができます。ただし、次のような制限があります:
OmegaT.l4J.ini
ファイルに変更を加えていたり、バッチファイルを使っている場合は、それらを新しいフォルダーへコピーする必要があります。
既存の OmegaT が「Windows with JRE」バージョンの場合は、新しいバージョンも「Windows with JRE」でなければなりません。
OracleのJava8JREと互換性のあるJava実装をお持ちですか。
はい:
OmegaT_4.n.n_Without_JRE.zip
をダウンロードしてください。
いいえ / わかりません:
OmegaT_4.n.n_Linux.tar.bz2
をダウンロードしてください。
このパッケージには Oracle の Java 実行環境(JRE)が含まれています。この JRE は、その環境にインストールされている可能性がある他の Java には影響しません。
ダウンロードしたファイルを展開(unpack/untar)してください。作業フォルダーに omegat
フォルダーが作成され、OmegaT の実行に必要なすべてのファイルが作成されます。.tar.gz
ファイルを展開するコマンドは以下の通りです:
$ tar xf downloaded_file.tar.gz
OmegaT の実行は、起動オプションを記述したスクリプトを使ってコマンドラインから可能です。あるいは OmegaT.jar
をクリックして直接起動することもできます。その方法はディストリビューションによって異なります。PATH
の設定が正しいことと、.jar
ファイルが正しく Java に関連づけられていることを確認してください。詳細については、以下のコマンドラインから OmegaT を起動するを参照してください。
OmegaT には Java JRE 1.8 が含まれています。
OmegaT_4.n.n_Mac.zip
をダウンロードしてください。
OmegaT_4.n.n_Mac.zip
をダブルクリックして解凍してください。OmegaT
フォルダーが作成されます。このフォルダには、index.html
とOmegaT.app
の2つのファイルが含まれています。このフォルダーを適切な場所(アプリケーションフォルダなど)へコピーしてください。ここまでくれば、OmegaT_4.n.n_Mac.zip
ファイルを削除してもかまいません。
OmegaT.app
ファイルをドックへドラッグ&ドロップします。
OmegaT.app
をダブルクリックするか、ドックのアイコンをクリックします。
OmegaT の挙動は、パッケージに含まれる
Properties
とConfiguration.properties
ファイルを編集することでカスタマイズできます。
Configuraiton.properties
にアクセスするには、まず OmegaT.app
を右クリックして[パッケージの内容を表示]を選びます。次に、Contents/Resources
を右クリックして、任意のテキストエディターで開きます。あるいはコマンドラインから
cd
コマンドで目的の階層に移動し、emacs や vi のようなコマンドラインエディターでConfiguration.properties
を開いてもよいでしょう。
Configuration.properties
を編集することで、設定を変更できます。定義済みの設定を有効にするには、引数の先頭の #
記号を削除してください。たとえば、user.language=ja
(#
記号なし)とすると、>OmegaT は日本語のユーザーインターフェースで起動します。
使用可能なメモリー量を変更するには、
OmegaT.app/Contents/Info.plist
ファイルを編集し、<!--
および-->
を削除して、行<!-- <string>-Xmx6g</string> -->
のコメントを解除します。これにより、6GBのメモリでOmegaTが起動されます。6g
を必要な量に変更してください。
OmegaT.app
を複数起動したい場合は、OmegaT.app/Contents/MacOS/
にある
OmegaT
ファイルをダブルクリックしてください。
OmegaT.app/Contents/MacOS/Java/
にあるOmegaT.jar
ファイルを使用して、コマンド行からOmegaTを起動します。詳細については、以下のコマンドラインから OmegaT を起動するを参照してください。
OmegaT.app
は、macOSサービスを利用できます。Spotlight や Google などをサービスとして登録しておくと、OmegaT で選択した任意の単語をサービスで検索することができます。また AppleScript や Automator を使用して、よく行う作業をサービスやスクリプトとして登録しておくこともできます。
この情報は、Solaris SPARC/x86/x64、Linux x64/PowerPC、Windows x64 などのシステムを対象としています。
OmegaT は Linux(Intel x86)と Windows プラットフォーム向けにバンドルされた Oracle Java JRE で動作します。その他のプラットフォーム(Linux PowerPC、Linux x64、Solaris SPARC/x86/x64、Windows x64 など)を使用しているユーザーは、互換性のある Java JRE を動作できる環境であれば OmegaT を使用できます。
OracleのJava8JREと互換性のあるJava実装をお持ちですか。
はい:
OmegaT_4.n.n_Windows_without_JRE.zip
をダウンロードしてください。Java 8 互換の JRE がインストールされていれば、どのプラットフォームであっても、このパッケージが使用できます。
わからない: ターミナルウィンドウを開いて、コマンド java -version を実行してください。「command not found」のようなメッセージが表示された場合は、そのシステムには Java がインストールされていない可能性があります。
いいえ:
システムに適した Java JRE(下記参照)を入手してください。その後 OmegaT_4.n.n_Without_JRE.zip
をダウンロードしてください。
Oracleは、Solaris SPARC/x86(Java8)およびLinux x64、Solaris x64、Windows x64(Java8)用のJREをhttp://www.oracle.com/technetwork/java/archive-139210.htmlで提供しています。
IBMはhttp://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/linux/download.htmlでLinux PowerPC 用のJREを提供しています。
必要なパッケージ各々のインストール指示に従ってください。
OmegaT をインストールするには、OmegaT_4.n.n_Without_JRE.zip
ファイルを展開してください。作業フォルダーに OmegaT_4.n.n_Without_JRE
フォルダーと、OmegaT の実行に必要なすべてのファイルが作成されます。
便利な場所に OmegaT のショートカットを作成するには、それぞれのシステムのマニュアルを参照してください。
OmegaT をインストールした後は、コマンドラインからの直接実行や、起動引数を記述したスクリプトによる実行も可能です。あるいは OmegaT.jar
をクリックして直接起動することもできます。その方法はディストリビューションによって異なります。PATH
の設定が正しいことと、.jar
ファイルが正しく Java に関連づけられていることを確認してください。詳細については、以下のコマンドラインから OmegaT を起動するを参照してください。
たいていのシステムでは、omegat.project
ファイルをデスクトップ上の OmegaT アイコンの上にドラッグ&ドロップすることでプロジェクトを開くことができます。omegat.project
ファイルをダブルクリックすることによって、OmegaT プロジェクトを開くこともできます。
Java Web Start テクノロジー(Java 8 以降が対応)を用いると、独立型の Java アプリケーションを、1クリックでネットワーク上からローカル環境に配置することができます。Java Web Start を使うと、適切なバージョンの Java 実行環境(JRE)と、最新バージョンのプログラムとを確実に配布できるという利点があります。Java Web Start を使用して OmegaT を最初に起動する場合は、ブラウザ上で以下の URL にアクセスしてください:
https://omegat.sourceforge.io/webstart/OmegaT.jnlp
OmegaT.jnlp
ファイルをダウンロードし、それをクリックしてください。インストール中、OS によってはいくつかのセキュリティ警告が表示される場合があります。この(Java Web Start 版)実行ファイルに与える権限(「コンピューターへの無制限アクセス」と表示される可能性があります)は、通常のローカル版に対して適用するものと同一で、コンピューターのハードディスクにアクセスすることを許可するものです。その後、OmegaT.jnlp
をクリックすると、アップグレードがあるかどうかがチェックされ、アップグレードがある場合はインストールされ、OmegaTが起動されます。最初のインストールが終わっていれば、オフラインであっても OmegaT.jnlp
を使用できます。
プライバシーについて :OmegaT Java Web Start は、実行中のコンピューターに関するいかなる情報も外部へ保存することはありません。プログラムは導入されたコンピューター上のみで実行されます。作成した文書や翻訳メモリは使用しているコンピューターに保存され、OmegaT 開発プロジェクトがその作業内容やその他の情報へアクセスすることはありません。
もし、起動時に何らかの引数を指定したい場合(上記参照)は、通常のインストールを行う必要がある点に注意してください。
通常は、コマンドラインから OmegaT を起動する必要はありません。しかしコマンドライン起動からだと、ユーザーの好みに応じてプログラムを制御し、その挙動を変えることができます。コマンドラインを使用した OmegaT の起動方法は、大きく2つあります。
コマンドラインウィンドウは「ターミナルウィンドウ」とも呼ばれます。Windows では「コマンドプロンプト(または MS-DOS プロンプト)」と呼ばれ、[スタートメニュー]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]と選択して開くことができます。macOS の場合は、Application/Utilities
フォルダにある「ターミナル]プログラムがこれにあたります。
OmegaT の起動には、通常は2つのコマンド実行が必要です。最初に:
cd
フォルダー
ここで、
フォルダー
は、OmegaTプログラム(具体的には、ファイルOmegaT.jar
)が置かれているフォルダの名前で、完全なパスを含みます。たとえば、以下のように実行します:
Windows の場合
cd C:\Program Files\OmegaT
macOSの場合
cd
<OmegaT.app 位置>
/OmegaT.app/Contents/Resources/Java/
Linux の場合
cd /usr/local/omegat
このコマンドで、カレントフォルダーを、OmegaT 実行ファイルがあるフォルダーに移動します。2番目のコマンドで実際に OmegaT を起動します。もっとも基本的な形式では、このコマンドは次のようになります:
java -jar OmegaT.jar
大文字、小文字の区別に注意してください。Windows 以外の OS では、OmegaT
ではなく omegat
と入力すると、起動しません。
何か問題が発生した場合は、その原因を調べる上で、この起動方法が役に立ちます。プログラム使用中に何らかのエラーが発生した場合、原因調査の助けになる情報がエラーメッセージとしてターミナルウィンドウに出力されます。
上記の起動方法は、日常的に行うプログラム実行の手順としては、あまり実用的ではありません。そこで、2つのコマンドをファイル(「スクリプト」または Windows 上では.bat
ファイル(バッチファイル)」と呼ばれます)に記述しておきます。
このファイルを実行すると、記述した複数のコマンドを自動的に処理できます。その結果、起動コマンドを変更したい場合は、ファイル内容の修正を行うだけでよいことになります。
基本的なコマンドはすでに上記で述べた通りです。このコマンドを変更するには「引数」を追加します。引数を追加する位置は、最初の「
java
」の直後、「-jar OmegaT.jar
」の直前です。Windows では、OmegaT.l4J.ini
を書き換えることによって、好みの設定に変更できます。他のプラットフォームでは、Mac上のConfiguration.properties
ファイル、またはLinux上のOmegaT
ランチャーを変更して同じことを行うことができます。
指定できる引数の一覧を以下に示します。上級者のユーザーは、ターミナルウィンドウ上で man java と入力すると、引数の詳細情報を得られます。
ユーザーインターフェース言語
-Duser.language=
通常、何も引数を指定せずに OmegaT を起動した場合は、プログラムはまず OS の言語を検出します。ユーザーインターフェースがその言語に対応していれば、OmegaT はそれを使用します。したがって、たとえば OS がロシア語であり、OmegaTが地域化されていれば、OmegaT のユーザーインターフェースやメニューなどはロシア語で表示されます。もし OS の言語に対応していない場合、OmegaT はデフォルトの英語で表示されます。これが基本的な仕組みです。XX
「-Duser.language=
」引数の指定により、OmegaT は OS の言語よりも優先して、指定した言語を使用するようになります。引数の中の
XX
XX
は、指定したい言語の 2 桁の言語コードです。OmegaT を(たとえばロシア語 OS 上で)日本語のユーザーインターフェースで使用したい場合は、実行コマンドは以下のようになります:
java -Duser.language=fr -jar OmegaT.jar
ユーザーの地域設定
-Duser.country=
XX
言語と合わせて、国を指定することもできます。例えば中国の場合、大陸を示すCN
や台湾を示すTW
指定します。特定の言語版の「5 分でわかる! OmegaT の使い方」を表示するには、言語と国の両方を指定する必要があります。「ポルトガル語 - ブラジル」の組み合わせに対する pt_BR
のように、1つの言語に1つの国のみの組み合わせである場合であっても、これは必要です。
メモリの割り当て
-Xmx
このコマンド行は、より多くのメモリをOmegaTに割り当てます。デフォルトでは 1024MB が割り当てられます。そのため、これより小さな値をこの引数で指定しても効果はありません。
??
M??
には、割り当てたいメモリ容量を MB(メガバイト)単位で指定します。したがって、2048MB(2 GB)のメモリーを割り当ててOmegaTを起動するコマンドは、次のようになります。
java -Xmx2048M -jar OmegaT.jar
プロキシサーバーのホスト名と IP アドレス
-Dhttp.proxyHost=
プロキシサーバのIPアドレス(システムでプロキシを使用している場合)。nnn.nnn.nnn.nnn
プロキシサーバーのポート番号
-Dhttp.proxyPort=
プロキシサーバーのポート番号。NNNN
Google Translate v2
-Dgoogle.api.key=
Google Translateサービスにサインアップした場合は、ここにプライベートGoogle APIキーを入力します。キーの文字列長は 38 文字であることに注意してください。A123456789B123456789C123456789D12345678
Microsoft Translator
事前に無料の Microsoft アカウントを取得しておいてください。それには Windows Azure Marketplace に登録し、Translator サービスを使用(サブスクライブ)する必要があります。一ヶ月 200 万字までは、無料で使えます。アカウント情報のページにある2つの情報、プライマリ アカウント キーと顧客 ID が必要になります。
-Dmicrosoft.api.client_id=
XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX
-Dmicrosoft.api.client_secret=
XXXX9xXxX9xXXxxXXX9xxX99xXXXX9xx9XXxXxXXXXX=
Yandex Translate
事前に無料の Yandex アカウントを取得しておいてください。Yandex Translate API キーを利用するために、必要になります。API キーは API key request form から申請できます。申請後は、My Keys ページで確認できます。
-Dyandex.api.key=
trnsl.1.1.XXXXXXXXXXXXXXXX.XXXXXXXXXXXXXXXX.XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
複数の引数を、組み合わせて指定することもできます。上記で例示したすべての引数を使用して OmegaT を起動する場合、コマンドは以下のようになります:
java -Dswing.aatext=true -Duser.language=pt -Duser.country=BR -Xmx2048M -Dhttp.proxyHost=192.168.1.1 -Dhttp.proxyport=3128 -jar -OmegaT.jar
コンソールモードは、スクリプト環境で OmegaT を翻訳ツールとして用いる場合に使用できます。コンソールモードで開始すると、どのコンソール上でも動作するように、GUI を表示しません。そして、指定されたプロジェクトを自動的に処理します。
OmegaT をコマンドラインモードで実行するためには、有効な OmegaT プロジェクトが存在している必要があります。プロジェクトの場所は、起動時にコマンドライン上で指定するので、どこであってもかまいません。
別の設定を用いる場合は、有効な設定ファイルも存在している必要があります。その場合は、次の2つのうちいずれかの方法をとってください:
OmegaT を通常通り(GUI 経由で)起動して、設定しておきます。そのままコンソールモードでOmegaTを起動すると、同じ設定を使用します。
OmegaT を通常通り起動できない(GUI 環境がない)場合は、次の方法をとってください:同じ端末の他の場所、または別の端末にある OmegaT の設定ファイルを、あらかじめ決めたフォルダーにコピーしておきます。そのフォルダーの場所は、起動時にコマンドライン上で指定するので、どこであってもかまいません。設定ファイルは、filters.conf
と segmentation.conf
です。ユーザーのホームフォルダー(Windows の場合 C:\Documents and Settings\
、Linux の場合 User
\OmegaT~/.omegat/
)にあります。
コンソールモードで OmegaT を起動する場合、いくつかの引数が必要になります。最も重要なのは/path/to/project
です。オプションで--config-dir=
も指定できます。例:/path/to/config-files/
java -jar OmegaT.jar/path/to/project
\ --config-dir=/path/to/config-files/
\ --config-file=/path/to/config-file/
\ --mode=console-translate|console-createpseudotranslatetmx|console-align
\ --source-pattern=regexp
すべての引数が、二重のハイフン記号(-
)で始まることに注意してください。
説明:
/path/to/project
は、OmegaTに翻訳するプロジェクトの場所を指示します。この引数を指定すると、OmegaT がコンソールモードで起動し、指定されたプロジェクトを翻訳します。
--config-dir=
は、設定ファイルが保存されているフォルダをOmegaTに通知します。指定されていない場合、OmegaTはデフォルト値(ユーザーhomeの下のOmegaTフォルダー、または使用できない場合は現在の作業フォルダー)に戻ります。2つの/path/to/config-files/
-
文字に注意してください。
--config-file=
は、使用する設定ファイルをOmegaTに指定します。/path/to/config-file/
--mode
この引数を指定すると、OmegaT がコンソールモードで起動し、以下に示すサービスを自動的に実行します。...
--mode=console-translate
このモードでは、/sources/
フォルダーのファイルを翻訳メモリを使って翻訳します。OmegaT が TMX ファイルと共にサーバーで実行され、プロジェクトを自動処理するような状況に向いています。
--mode=console-createpseudotranslatetmx
このモードでは、原文ファイルのみを元にして、プロジェクト全体を対象にした翻訳メモリを生成します。TMX ファイルに関する設定は、次の引数で指定します:
--pseudotranslatetmx=
allsegments.tmx
--pseudotranslatetype=
equal|empty
引数 pseudotranslatetype を指定すると、原文と同じ対訳になるか、あるいは空になります。
--mode=console-align
このモードでは、OmegTは、プロジェクトの/source/
フォルダにあるファイルを、指定された場所にあるコンテンツで対訳集の整合をします。対訳された TMX ファイルは、align.tmx
という名前で omegat
フォルダーに出力されます。整合に使用するファイルは、ファイルフィルタでサポートされているかどうかによって異なります。サポートされているフィルタ: ILIAS言語ファイル、Java(TM)リソースバンドル、Key=Value Text、Magento CEロケールCSV、MoodlePHP、Mozilla DTD、Mozilla FTL、PO、RC、SubRip字幕、Windowsリソース
突き合わせる訳文ファイルの場所は、下記の引数で指定します。
--alignDir=
{訳文ファイルの場所}
alignDir
には、プロジェクトの訳文言語に翻訳された訳文ファイルを配置しておく必要があります。たとえば、プロジェクトがENからFRの場合、alignDir
には_fr
で終わるバンドルを含める必要があります。得られたTMXは、omegat
フォルダーにalign.tmx
>という名前で保存される。
--source-pattern=
正規表現
この引数を指定すると、どのファイルを自動処理するのか、絞り込むことができます。引数を省略した場合は、すべてのファイルが処理されます。以下に、典型的な指定例をいくつか挙げます:
.*\.html
すべての HTML ファイルを処理します。正規表現の規則にしたがって、通常の*.html
の拡張子の区切りを示すドット「.」は「\.
」のようにエスケープする必要があります。
test\.html
source フォルダーにある「test.html」というファイルのみを処理します。他のフォルダーに「test.html」という同名のファイルがあったとしても、無視されます。
dir-10\\test\.html
dir-10
フォルダーにあるtest.html
というファイルのみを処理します。パス区切り文字の「\」は、やはり「\\」のようにエスケープする必要があります。
--tag-validation=
abort|warn
出力ファイル名
この設定は、バッチモードでタグ検証を可能にします。「abort
」を指定した場合は、不正なタグを見つけた時点で、タグ検証を中止します。「warn
」を指定した場合は、すべての分節についてタグ検証を実施し、不正なタグについては警告を出力します。
--no-team
チーム作業用のプロジェクトに関連する引数です。この引数を指定すると、チームプロジェクトを開いても同期しません。
--disable-project-locking
Windows において、OmegaT の複数のインスタンスが同じプロジェクトを開けるようになります。Windows 上では、OmegaT がプロジェクトを開くと、既定で omegat.project
ファイルをロックします。そのため、OmegaT の別のインスタンスが使用中のプロジェクトを開こうとすると、エラーメッセージが表示されます。この引数を指定すると、ロックしません。
コンソールモード用の追加設定として --quiet
があります。このオプションを指定すると、画面出力が極力抑えられます。通常ステータスバーに表示されるようなメッセージは、表示されなくなります。
使い方: java -jar OmegaT.jar /path/to/project --mode=console-translate --quiet
現在のバージョンのソースは、リポジトリhttps://git.code.sf.net/p/omegat/codeからGitクライアントで取得することも、SourceForgeで直接取得することもできます。
コードがダウンロードされたら、ソースフォルダでコマンドを開き、次のように入力します。
gradlew assembleDist
これにより、./build/distributions
フォルダにOmegaTの完全な配布が作成されます。このフォルダには、OmegaTの実行に必要なすべてを含むzipファイルがあります。
次のコマンドを使用して、アプリケーションを直接実行することもできます。
gradlew run
構築の詳細な手順については、docs_develreadmeを参照してください。